「メルアド宅配便」というサービスご存知でしょうか?
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ソフトバンクグループであるSBフレームワークスが片手間で運営している宅配中継サービス。
ワードで描いたようなキャラクターがソフトバンクの力の入れようを感じる。
自社便ではなく配送自体は佐川急便。
なので「宅配中継サービス」という聞き慣れない名称。
ちょっと癖がありますが、遠方+大型荷物であればメルアド宅配便は格安です。
主要配送業者との送料比較
東京から沖縄へ20Kgの荷物を送った場合の送料比較。佐川のやる気の無さが凄い。
メルアド宅配便 | ヤマト運輸 | ゆうパック | 佐川急便 | |
---|---|---|---|---|
60サイズ | 1,500円 | 1,339円 | 1,330円 | 7,442円 |
80サイズ | 1,500円 | 1,879円 | 1,600円 | 7,442円 |
100サイズ | 1,500円 | 2,441円 | 1,870円 | 7,442円 |
120サイズ | 1,500円 | 2981円 | 2130円 | 7442円 |
140サイズ | 1,500円 | 3,542円 | 2,400円 | 10,368円 |
160サイズ | 1,500円 | 4,082円 | 2,610円 | 10,368円 |
170サイズ | – | – | 3,000円 | 15,120円 |
このように80サイズを超える大きめの貨物であればメルアド宅配便はとても安価です。
そのかわりデメリットもあります。
デメリット① 必ず東京経由になる
「メルアド宅配便」で集荷された荷物は一度東京に集められ、再び目的地に配送されます。
例えば「鹿児島➡沖縄」なら「鹿児島➡東京➡沖縄」という配送ルートになるので時間がかかります。
東京から発送ならさほど時間はかかりませんが東京以西であれば配送時間は長くなります。
デメリット② 集荷専用
「メルアド宅配便」は自宅または職場からの集荷のみ。
運送会社(佐川急便)営業所への持ち込みなどでは発送できません。
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デメリット③ 着日指定・時間指定不可
着日指定・時間指定ができません。というよりいつ着くかもハッキリしません。
実績としては最短でも4日程度。おおよそ6営業日〜10営業日以上かかる場合もあるとのこと。
また日曜祝日・GW・年末年始は東京の中継センターは休業するという宅配業とは思えない驚きのホワイトさ。
急ぎの荷物には全くおすすめできません。
デメリット④ いろいろ遅い
Webサイトから申込みをすると自動送信メールが事務局から送られてきます。
このメールが遅い。
「1時間経ってもメールがとどかない場合は」とありますが普通のシステムなら1分もかからずメールは届くものです。
でも「メルアド宅配便」は違います。
なんと申込みからメールが届くまで30分近くかかりました。
バッチ処理なのでしょうか?
デメリット⑤ 匿名配送
そもそも「メルアド宅配便」は匿名配送サービスです。
申込人が受取人のメールアドレスを「メルアド宅配便」に登録
⬇
受取人に「メルアド宅配便」からメールが届く
⬇
メールに記載された手順に従い受取人の住所を入力
⬇
受取人に荷物が届く
このような流れです。
基本的な使い方では受取人が配送先住所を入力する必要があります。
ただし受取人のメールアドレスを自分のアドレスにすることにより送付人が住所を入力することもできます。
その場合は申込時とは別のアドレスにする必要があります。
複数のメールアドレスを持っていれば、それを使えばOKです。
またGmailならエイリアスを使うと手間なく簡単に複数アドレスを作れます。
例えば「test@gmail.com」というメールアドレスであれば、
te.st@gmail.com
t.es.t@gmail.com
tes.t.@gmail.com
こんな感じでどこに「. ドット」を入れてもtest@gmail.comにメールが届きます。
「メルアド宅配便」では「test@gmail.com」と「te.st@gmail.com」は別アドレスと判断されるので一つのアドレスで申込人と受取人のメールアドレスを使い分けることができます。
まとめ
実は2017年9月20日までは全国一律 1,100円だったんだよね。
かなり値上がりしたのは残念だけど、それでもまだまだ価格的なメリットは大きい。
また少し前は住所を入力して発送することもできたんだけど、今はできなくなっちゃってる。
改悪なのか匿名配送に特化したのか?
まぁメアドだけで判断するシステムなので普通に使えるけどね。
コールセンターが閉鎖されたりYahooとの連携が解かれたりと風前の灯っぽいサービスだけど頑張って続けてほしい。