NAS(Synology・QNAP 等)の共有フォルダにFinal Cut Proのライブラリを作成する

NAS上の共有フォルダにFinalCut Proのライブラリを作成しようとしても

サポートされていないボリュームタイプ」「ローカルの場所、SAN上の場所、またはサポートされるSMB上の場所を選択してください。

と表示されて保存できない、または開けない などの問題が出るときがあります。

こんなときはNAS上のイメージファイルをマウントすることで簡単に保存できるボリュームを作ることができます。

NAS上にライブラリを作る手順

Macのディスクユーティリティーを開く

LaunchPadで検索、またはアプリケーションフォルダのユーティリティに入っているはず

新規ディスクイメージを作成する
ファイル→新規イメージ→空のイメージを作成

名前はわかりやすいのでOK。でイメージは「APFS」「スパースバンドル・ディスクイメージ」を選択すること。サイズは自分のNASの容量に合わせて好きなサイズを入力。なおこれは最大値であり実際に消費される容量は保存したファイル容量なのでご安心を。

保存を押すと指定した場所にイメージファイルが保存される。

マウントを解除

作っただけで勝手にマウントされるのでアンマウントする。

ディスクユーティリティからアンマウントするか、デスクトップに表示されているようなら「取り出す」

設定によってはFinderに表示されているかもなので、そこからアンマウントしてもOK。

NASの共有フォルダにイメージを移動→マウント

sparsebundleファイルをNAS上の希望のフォルダに移動

ダブルクリックしてMacにマウント

これでNAS上のフォルダを外付けディスクのように利用できるようになる

FinalCutProのライブラリを新規作成または移動する

ファイル→新規→ライブラリ

先程マウントしたディスク内にライブラリを作成できます。

無事開くことができました。

なおNASに既存のライブラリを移動した場合は
ファイル→ライブラリを開く→その他→場所を確認 から開くことができます。

そもそもなぜライブラリを作れなかったのか

今回はSynology NAS DS220+(DSM7.0)に保存できなかったので解決策を探した。

こちらの方は普通に保存できてるんだけどなぁ?環境による??OSもDSM7だし同じはずなんだけどな。


根本的なの解決方法としてはSamba のvfsの設定でイケるらしい。

よく探したら公式にも書いてあった。

Final Cut Pro で共有ストレージを使う – Apple サポート (日本)

ただSSHでNASに入ってsambaの設定ファイルを書き換える必要があるのでハードルが高いしNASの内はいじりたくないかな。

Final Cut Friday: How to store FCP X libraries on a Synology NAS [Video]

というわけでNAS内にライブラリを作れるようにしました。まぁ1GbEなので用途は限られると思うんでうんですが使えないよりは使えたほうがいいかと思います。

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