ハイパーハードボイルドグルメリポートがね。
ヤバイね。
オモシロイというかスゴイ。
TVもこんな番組作れるんだね。
番組内容
食うことすなわち生きること。
食の現場に全てが凝縮されている。
これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、
ヤバい世界のリアルを見る番組。
グルメリポートの皮をかぶったドキュメンタリー番組だった。
タイトルからヤバイ
・第1回放送 リベリア共和国 元人食い少年兵の晩御飯
リベリアはアメリカの黒人奴隷がアフリカに帰って建国した国。
公用語が英語というのが興味深い。
なお在留邦人数 17人(2016年10月現在)
観光でも行くこともないのでほぼ日本からの渡航者はほぼゼロらしい。
世界一周してるのバックパッカーも避けて通るような国なのね。
1989年から2003年の内戦で25万人以上が死亡。。。。
チャプタータイトルがヤバイ
・日本の支援物資横流し飯
市場で普通にレーション的な日本からの配給物資が転売されてる。
そらりゃそんなこともあるんだろうけどさ。
普通に生活に溶け込んでる。
無料で配布されてはないけど最終的には安い価格で市場に出回っているのならこういう形もありか?
配るのもただじゃないし。
・エボラ生存者飯
リベリアは2014年にエボラ出血熱が大流行。
10,666人が感染、うち4,806人が死亡。
致死率45%。。。
エボラから生還した女性のご飯に密着レポート。
エボラで家族3人を亡くし自分も罹患。
生還したものの視力、聴力に後遺症あり。。。
エボラの後、何か変わった?との質問に
変わらないよ。不幸なまま。
・元少女兵の娼婦飯
内戦終了後。行き場を失った少年兵は墓地に集まって暮らしていた。
その墓地にアポ無しで取材に行く。
マジでヤバイ。怖すぎる。
よくこれ取材する気になったな。
殺されても全然不思議じゃない。
900人以上が墓地で寝泊まり。
仕事は強盗。
その金で飯とコカインを買って暮らす。
グルメリポートは元少女兵の娼婦。
客を1人取って200円。
そのお金でやっと1食だけ食べられる。
この状況で幸せらしい。
ご飯が食べられて眠れるから幸せだと。
まとめ
リベリア編は息が詰まるような緊張感。
日本は徐々に衰退していくんだろうけどリベリアぐらいまで行くまではかなりかかりそう。
人は簡単には死なないし国はそれなりに続いていく。
30分ぐらいの番組だけど密度がめっちゃ濃い。
リベリアは世界の悪いところを煮詰めて純度を上げたような凄惨な状況。
でも思いのほか気分的に落ち込むような感じではない。
ただ淡々と脚色せず事実を教えてくれている。
ぜひ見て欲しい。
www.tv-tokyo.co.jp
これを見て幸せを確認するのもどうかと思うが、明らかに自分は幸せだと思える。